Daso Sufi

I-amness

Poor to Richness(乏しさからありあまる豊かさへ)

 

 

私を知る旅の語り部

Daso Sufiです。

 

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このところ暇にまかせて、

立て続けにインド映画を観てたんですが、

Poorというと、ついインドを思い出すんですね。

 

 

6年間南インドのある都市に暮らしていたので、

インドの貧民層の人びと、

痩せ細って、

目だけがギラギラしている

(主に)子どもが、

 

信号で停まっているリキシャに駆け寄ってきては

手を出す、カバンをひったくろうとする、

などの行為を目にしてきています。

 

でも、

日常的にそういう光景に出会っていると、

たとえば一人の子どもと

もはや顔見知りになって、

 

 

毎朝だいたい出会う時間も決まっていて、

おはようの挨拶くらい気楽に、

パイサ(小銭)をあげてた時期もあります。

 

 

昨日観た映画は

「聖者たちの食卓」というタイトルで、

北インドアムリトサルにある黄金寺院で、

毎日10万食が巡礼者に提供されているというドキュメンタリーです。

 

一度に5000人が大きなホールに座るんですが、

性別も身分も関係なく、

一緒にお腹を満たすというシーンは、

監督が言うように「食の原点」を思い起こさせます。

 

 

でも、これって、

インドだから成り立つ気がするんです。

 

Poorな暮らしが現実にそこにあるからこそ、

(この映画ではシーク教徒ですが)

宗教的信心によって支えられている

人びとの共通認識が、

互いを支え合う心となって、

たとえば、無料食堂を維持させる力になる。

 

 

日本なんかだと

まだまだ貧困に対する認識はないに等しいように思います。

 

 

実際には、

学校に行けないどころか、

まともな食事ができていない子どもたちがいると言われていても、

身近には感じにくいんですね。

 

でも、

このようなことが可能であるという

とても人間的な出来事を耳にすると、

 

私の中にある

ありあまる豊かさをもっと大事にしたいと思うし、

 

貧しさに引っ張られずに、

その豊かさにとどまっていることが、

 

しいては

貧困に直面している人びとの

手助けというところに

意識を向けられるのではないかと思います。

 

 

エニアグラムのポイント3では、

私たちの人間性の豊かさを学びます。

 

 

生徒さんには、

毎回各数に特化した映画を観ることを

勧めているんですが、

 

 

聖者たちの食卓ーー良いかもです。

 

 

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