私を知る旅の語り部
Daso Sufiです。
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ハイパフォーマンスのためには瞑想すると良い
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と聞いて、瞑想しに来た人の99%は、
瞑想のなんたるかを逃します。
というのも、すでに「ハイパフォーマンスの実現」が
ニンジンとして目の前にずっとぶら下がっているからです。
どうしてもそのことが頭にこびりついているので、
うまくやろう
とか、
何としてでも達成するぞ!
とか、
私ならできるはず、、、
とか、
そういった思考が邪魔をするわけです。
「〜のため」という目的なしに、
ただ座ってみよう、
ただ呼吸に注意を向けてみよう、
ただ「今ここにいること」を楽しんでみよう、
と言えた人たち、
その1%の人たちは、
「あ〜楽しかった〜。また来ます〜。」
と言って、去っていきます。
何かを運んできたとしても、
ちょっとは軽くなって帰ってゆく。
だから、
また来よう、ってなるんだろうなと思います。
瞑想ってとってもシンプルなんですね。
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ハイパフォーマンスとは”できる人”になることではない
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仕事で忙しいことが「良いこと」という風潮が強い日本のような国では、忙しい=すべてはうまく行っている、という幻想に取り込まれることに気づいたときから、私はもっと意識的に瞑想の時間を持つようになりました。
というのも仕事が忙しいと、充実しているようで、実はすごくストレスなんです。呼吸は浅いし、熟睡しないので目覚めが悪いし、でも次から次にやることは増えていって、とにかく目の前のことを片付けていく感じ?
で、緩ませるためにお酒を飲んだり、美味しいもの食べて、ひと時はほっこりするんだけど、またビジ〜のサイクルに入る、みたいなことを繰り返していくうち、私は決して充実してなんかいないって、気づいちゃったんですよね。
そこで思い出したのが、昔インドの瞑想センターにいたときの体験なんです。
私は1996年から6年間、インドのプネーにあるOsho瞑想リゾートに通って、”ワークのための瞑想”という興味深いプログラムに参加していました。
朝晩瞑想して、9時〜4時の仕事に向かうんです。休みはまったくなし。でも、まるでお休みの日のように、ゆったりくつろいだ目覚めと共に、生き生きとワークするので、毎日が充実していました。
最初は庭掃除とか、野菜を刻むお仕事だったのが、だんだんと責任のある仕事に移っていき、仕事量も増えてゆきました。大勢の訪問客を相手にするので、英語が下手なんて言ってられません。なんとか知ってる単語をつなげていくうちに自信もついてきて、日常会話に支障はないという程度になっていきました。
気がつくと、私は、朝からオフィスでメールの返答をし、セッションを提供するときもあるかと思えば、瞑想ホールで瞑想をリードするときもあり、人々をオーガナイズするセクションと会計を行き来しつつ、月に一度のミーティングをアレンジしたり、ボスにコーヒーを淹れて灰皿を代える時にいくつかの要件を引き受け、、、まあ、要するに「ハイパフォーマンス」を難なくこなす一人になっていったのです。
そうでありながら、朝のダイナミック瞑想は欠かさず出かけ、夜はすべての人々といっしょに静かに座るーーだからこそ「目覚めて、楽しみながら」ワークできたのです。
その貴重な体験はいまも生かされていて、今や、いつどこにいても、ストレスを感じたら、即刻人の輪から離れて目を閉じます。そして、言うのです。
I am here now.(私はたった今ここにいます)
エネルギーがリチャージされ、ほんとうの私につながり、新鮮な気持ちで、またお仕事に、日常に戻れるのです。
ハイパフォーマンスの秘密。
それはひとえに「今ここ」という在りかたを一瞬一瞬に保っていくことです。
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