私を知る旅の語り部
Daso Sufiです。
ポイント6の視点
ポイント8に関連するRed(赤)のラティファ(本質的資質)が、行動・活動するための燃料だとすると、ポイント6に関連するWhite(白)ラティファは、その活動を持続させる力です。
6の本質的な資質は、Solid(ソリッド)と言う言葉で表現され、しっかりと立っている石柱のイメージです。
エゴは、その”しっかりした何か”を外部に求めますが、6の人たちが本質に目覚めていくと、その”しっかりした何か”は内側にあるのだと気づくことになります。
そこにアクセスするいちばんの方法は瞑想です。
大抵の人は、瞑想に入るや否や、頭がうるさいなどと言ってすぐ諦めてしまう傾向がありますが、それはたんにその思考についていってしまうからです。我慢強くたんたんと瞑想をしてゆくと、ある段階からコツがつかめるようになり、内なる静けさを経験し、そこにくつろげるようになります。
Red(赤)のラティファは、物事を始める、スタートさせる、進行させるという能力に関係していて、言わば、ロケットが宇宙に飛び立つためのロケット燃料のようなものです。人生には、物事をスタートさせる力が必要な状況が多々あります。赤の資質によって、私たちは物事を始め、動かすことができるのです。それは私たちに前進する能力を与えてくれますが、私たちを前進させ続けるためには、もうひとつの資質が必要です。
例えば、クローゼットを片付けようと決めると、私たちは赤の資質で、「片付ける」という方向に進み始めます。あなたはそれを始める。物を取り出し、整理し始める。ところが、何年も何年も蓄積された小さなメモ用紙に手を付け始めるや否や、それを継続することに困難さを見出すことになります。私たちは「ああ、もう限界だ。もういいや。」となってしまうのです。あるいは、その努力を完全に忘れてしまうのです。 そのような状況に陥ったときに必要なのが、スーフィーの体系で「ホワイト・ラティファ」と呼ばれている能力です。ホワイト・ラティファとは、どんな努力であれ、継続すること、不動でいることに関係します。
(Key to the enneagram : lesson2 by Sandra Maitri and Ruth Hadson)
ひとたびこのエッセンスに気づき始めると、それがどれほど多くの局面で役立つかを知って驚くでしょう。
ヨガであれ散歩であれ、大抵の体のエクササイズがいつも三日坊主だった私は、瞑想で毎朝1時間座れるようになってはじめて、他のことにも「持続力」が使えることを知ったのです。自分の苦手なことを諦めないことが大事ですね。
人格の固着から離れて、
客観性の視野から人を見る目を養う
魂のエニアグラムが提供するのは、
そういった感性を育てるコースです。